新築住宅建設のためのアドバイス 全般的な問題について

現実的かどうかは別として、やりたいことすべてを話してほしい。

(注文住宅を建てる際)友達に相談されれば,どういうアドバイスをしますか?

とりあえず現実的かどうかは別にしてどういう家に住みたいのか、やってみたいことすべて詳しく話を聞きますね。最初に家族環境や予算・土地など条件から詰めてしまうと、どうしても家の形は決まってきてしまいますから。

またお客様もある種の固定観念を持っていることが多くて間取りは4LDKで対面キッチンで寝室にはウォークインクローゼットがついてて、子供部屋があって、収納がたくさんあって、というような。
でもそこまで決まっているならば注文住宅を建てるより、その辺の建売住宅を買うように勧めます。
大切なのはそういった家が本当にお客様自身の生活環境に適しているのかということをゼロから考えないと、ということです。

学園前 B号地

例えば不必要なものを大量に抱え込むことで収納は増えて、収納が多いから使わないものと貯め込んでいる。そのために家族で過ごすリビングを狭くするということが本当にお客様のためになるのか、そこをもう一度突き詰めた上で真剣にアドバイスしますね。

誰も(家を建てる際に)優先順位なんてつけれないですよ。

ある二つの要望が矛盾していて実現できないこともあると思うんですが?

学園前 A号地

というより、ほとんど矛盾していますよ。(笑)実際相談していただく上で1升の容量に2升詰め込もうとされるお客様は多いですね。でもお客様が住宅を設計する上で要望に整合性があるならば、僕らの仕事はいらないじゃないですか。だから「こんなこと言っておかしいかな?」とか「こんなことできないのかな?」とかそんなこと気にせず相談して欲しいです。

確かにやりたいことの優先順位をつけてくれればそれが一番なんですが、みんな家を建てる際に優先順位なんてつけれないですよ。
大きいものを当てはめればはみ出たり、小さいものを突き詰めればこじんまりしたり。打ち合わせの中で実際にどうなるかを見ていくと、お客様自身が気付いていないようなお客様が本当にやりたいことが解ることがあったり、住宅専門誌か何かを読んで間違って覚えてしまっている上で要望していることがあることに気が付いたりするんです。

それを少しずつ訂正しながら形にしていく。打ち合わせを通じてそういった作業をやっているんです。

大変ですね。

大変ですよ。友達ならばある程度フランクに話してくれることもありますけど、お客様によっては触れられて欲しくないところもありますし、ナーバスになっている人もいます。旦那様と奥様の意見が一致しているわけではありませんし、夫婦の関係性も僕らからすべてが見えているわけではありません。当然僕ら接している時の意見と夫婦間だけの意見の違いや、旦那様と奥様の意見の相違もあります。

その上で、お互いの意見をうまく吸い出して反映する工夫なども必要なんですよ。
基本的に内容は奥様に決定権があることが多くて、男性は外観や日頃自分がいるスペースのみこだわる方が多いです。(というよりは夫婦間で相違があるのでそれ以外は奥様に譲っているようです。)屋根裏にプライベートスペースを作ってあげたりしますね。

北堀江 A案件

奥様から出る要望は非常に実用的・局地的なことが多いです。ここに収納が欲しい。ここに引き出しがあれば便利。ここにフックがあればいろんなものがかけられるなど。
扉や窓の位置などは具体的なイメージがあると思うんですがいろんな雑誌のいろんな家を見ておっしゃられることもあり、実際は玄関がある方角や敷地に依存してしまうこともあるので、そのあたりはこちらからアドバイスさせてもらっていますよ。

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スクエアプラス 注文住宅 施工事例集 2008
SQUARE PLUS 〜資地計築〜 スクエアプラス 木下 稔のブログ