株式会社スクエアプラス 木下社長にきく。すべてはお客様のために。(全2ページ 1/2)

スクエアプラス社長 木下 稔

インタビューを通して見えたスクエアプラス木下社長の印象は、人が驚くような行動力と理路整然とした思考の両方を持ち合わせながら、卓越した表現力で人と接する人というものでした。

当然、住宅のデザインや設計に関して知識を持っていながら、実際にお客様と接する際には住宅のデザインや設計に関しては一貫して固定観念や専門的な知識を排除した上で、まずお客様の住宅に関する意見を聞き出した上でその実現に「全力」で当たっていく姿が見て取れます。

常に今まで実績がない分野に挑戦し続ける社長の原点とは?
現代の住宅建設の実情、設計者の視点から見る住居のあり方など、忌憚なく語っていただいています。

決まった型がないからこそ、お客様の立場になりきることができるんです。

家造りにおける哲学について教えてください。

仕事している人は皆そうだと思いますが、人が行った仕事にはその人の生き様が反映されると思うんです。
仮に鍋を作る職人に例えるならば、鉄板を叩きながら鍋を形作る過程で、鉄板をどれくらい均一の厚さに仕上げらるのかという部分において職人一人一人の技術に差が出ます。それは職人一人一人に一つの生き様があって、ただ連続して叩くという単純な作業の中でその生き様が反映されている。だからこそものすごくいい鍋を作る職人がでてくるんでしょう。

僕らの仕事である住宅建築においても生き様は出ます。僕の場合事前に「家造りの哲学」か何かを持って仕事に当たっているわけではありません。これまでどうやって生きていたのか、これからどうやって生きていくつもりなのか、人と向き合った際にどうやって対処するかなど自分自身の生き様が最終的に形となり、それを言葉にすれば哲学と言うのかもしれませんね。

某企業様 社長室

敢えてその生き方・生き様を単純な言葉にすれば「全力で対応する」ということです。
住宅建築やデザインにおいて僕自身”型”を持っているわけではありません。「お客様になりきって」ということを具体的に表現しようと思えば、実際にお客様に相対した時初めて考え方や方法論、(住宅における)最終形が導きだされるのではないかと思います。もしかしたらそこがいいのかもしれませんね。「無手の手」というのが僕自身だと思います。それを意識してやっているわけではないんですが、客観的に見ればそういったものが家造りの哲学として見受けられるんじゃないでしょうか。

デザイン住宅とは活けた花を飾るようなもの。

一般住宅だけではなく店舗の建築も行っているスクエアプラスの住宅建築におけるメリットを教えてください。

神殿町 A物件

何でしょうね。(笑)人にもよるんでしょうけど、自分が建てた家を誰かに見せたいじゃないですか?「家を建てたからご飯食べにおいでよ。」って。そしてその家が隣と同じものではなくて、遊びに来てくれた人が驚いて気に入ってくれる方が同じ額のお金を使って家を新築するにしてもうれしいですよね。

店舗の建築やリフォームなどを経験していると、何の変哲もない部屋にいろんな工夫を施して日常とは違った空間をつくります。一般家屋ではある程度「洋室」「和室」「リビング」といったようなルールの上で設計するんですが、店舗の内装デザインなどはそういった決めごとはなく、一見してわっと驚かせるような空間でありながら、それでいて落ち着ける空間であることが求められます。

そういったことを考えながら設計する店舗設計のエッセンスを一般住宅にも取り入れてあげることで、家に遊びに来てくれた友人に「面白いことしてるね」と言ってもらえます。それは活けた花を飾るようなもので、お客様に対して押しつけがましくないおもてなしのようなことが住宅デザインでもできると思います。

ちなみに店舗の建築というものは住宅とは全く違った視点に立ったスペックを求められます。耐久性は必要なんですが美容室の店舗などは定期的に内装を変えますよね?昔ながらのガンコオヤジがやっているようなお店ならば、昔から同じ内装ということもあるんでしょうが、若い子向けのお店などは「古くなってきたな」と思われる前に内装を変えますよね。その時に必要以上に耐久性があると「ここ、壊れないんですよ。」みたいな箇所があると改装時や現状復帰した時に困りますよね?そういった違いもありますよ。

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スクエアプラス 注文住宅 施工事例集
SQUARE PLUS 〜資地計築〜 スクエアプラス 木下 稔のブログ